様々な面で心身の機能低下がみられやすい高齢者にとって、単に介助をしてもらうというだけではなく、適切なリハビリを受けるということは重要なことだ。
すぐに結果が出るものではなく、専門的な知識が必要であるため、実施は容易ではないが、専門スタッフのアドバイスやサポートを受けながら続けていけば、身体機能の回復につなげることができ、高齢者の自立に役立つ。
また、自分でできることが増えていくことは、本人の生きがいや生活の質を向上させることにもつながるうえ、リハビリの仕事に携わるスタッフにとってもやりがいになっているようだ。
では、リハビリに関わることができる専門職には、どういった種類があるのだろうか？
まず挙げられるのが、医師や看護師といった医療スタッフだ。
病気やけがなどが原因の場合、治療の一環としてリハビリを行うことがあり、医師や看護師が関わることは少なくない。
また、他の専門職に医師が指示を行うということもあり、リハビリの中心的役割を果たしているのだ。
それから、リハビリのスペシャリストと言えば、理学療法士や作業療法士などが挙げられる。
理学療法士は、身体の機能回復を中心としたリハビリを実施し、作業療法士は軽作業などを通して身体的もしくは、精神的な問題に対応するのだ。
さらに、言語聴覚士は、言葉に関するリハビリを専門に行う。
また、言語聴覚士が行うリハビリは、高齢者にとって問題になりやすい飲み込む力の改善にも効果を発揮するようだ。
Web上には、これらの専門職種の詳細が書かれているサイトがあるので、興味がある方はぜひ調べてみてはどうだろう。